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特集 補完代替医療のこれから
補完代替医療の安全性と有効性
著者: 福井次矢1 山下仁2 蒲原聖可3 川嶋朗4 白川太郎5 徳田安春6 高橋理1 小俣富美雄1 大出幸子7 竹谷内克彰8 鶴岡浩樹9
所属機関: 1聖路加国際病院 2森ノ宮医療大学 3健康科学大学 4東京女子医科大学 5白川太郎クリニック 6筑波大学 7聖ルカ・ライフサイエンス研究所 8東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック 9つるかめ診療所
ページ範囲:P.898 - P.902
文献購入ページに移動しかしながら,統合医療の重要な構成要素であるCAMについては,科学的(EBM―Evidence-Based Medicine―の概念に則った)手順による検証が十分でなく,欧米先進国では,大規模な国家予算を投入してCAMの臨床研究を急ピッチで進めると同時に,統合医療の評価によりふさわしい研究方法論を開発すべく,模索が続いている.一方,わが国ではCAMの普及状況に関する記述データさえ乏しく,CAMの科学的検証は欧米先進国に大きく後れをとっている.
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