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文献詳細

雑誌文献

病院68巻12号

2009年12月発行

特集 今後の医師養成と病院

医師養成・確保の現状と課題

著者: 杉野剛1

所属機関: 1厚生労働省 医政局医事課

ページ範囲:P.1000 - P.1003

文献概要

■医師数の現状

 近年,医師国家試験の合格者は毎年7,600~7,700人程度であり,死亡等を除いても,医師の総数は毎年3,000~4,000人程度増加し続けてきている.その結果,人口当たりの医師の数も年々増加している(図1).一方,人口当たりの医師数を諸外国と比較すると,OECD加盟国の単純平均が人口1,000人当たり3.1人であるのに対し,日本は2.1人(平成18年)にとどまっている(図2).

 医師の総数が増加する中,診療科別に医師数の推移を見ると,平成10~18年にかけての8年間で,循環器科,精神科,整形外科などが特に増加する一方,内科(▲2,232人),外科(▲3,287人),産婦人科(▲1,324人)の医師数が大きく減少している(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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