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文献詳細

雑誌文献

病院68巻12号

2009年12月発行

特集 今後の医師養成と病院

【各県の医師確保対策】

【島根県】島根県の医師確保対策の概要

著者: 木村清志1

所属機関: 1島根県健康福祉部

ページ範囲:P.1035 - P.1037

文献概要

■背景

 島根県は東西に細長く,海岸沿いの狭小な平地を除いては大半が山間地域であるとともに,隠岐諸島という離島を持つ.以前から離島,中山間地域においては医師不足という課題を抱えていたが,近年では,市部の中核的な病院においても様々な診療科で医師不足となり,診療科としての機能低下にとどまらず,救急医療の機能も低下している.

 そういった状況の中で,島根県では1992年の「島根県へき地勤務医師確保協議会」設置を始めとして,地域医療支援のための制度等を創設してきた.2006年度には,医師を室長とする医師確保対策室を新設し,現役の医師の招聘を強化するとともに,将来の地域医療を担う医師を育てるために,大学とそれまで以上に協力・連携する取り組みを開始した.現在,島根県では地域医療を支える医師を「呼ぶ」「育てる」「助ける」を3本柱として取り組んでいる.

参考文献

自治医科大学(監修):地域医療テキスト,pp106-120,pp135-138,医学書院,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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