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連載 病院管理フォーラム
■院内DPC支援
文献概要
DPC制度は単なる包括支払いのツールではなく,レセプト情報および診療情報を統一規格で収集できる機会であり,医療における質と効率の向上を目指したものであるとされている1).個々の施設にとってはDPC制度を通して収集されたデータを活用することで,自らの施設の全国から見たポジションを確認するだけでなく,医療の質の向上への方向性を見出せると考えられる.
DPCデータの活用方法は,どの立場から見るかによって異なってくる.患者側は診療成績に主な関心を向けるだろうし,病院マネジメント側は,診療成績はもちろん,在院日数や単価なども気になるだろう.行政側は,効率をはじめ地域医療体制などへの関心が強いかもしれない.
DPCデータの活用方法は,どの立場から見るかによって異なってくる.患者側は診療成績に主な関心を向けるだろうし,病院マネジメント側は,診療成績はもちろん,在院日数や単価なども気になるだろう.行政側は,効率をはじめ地域医療体制などへの関心が強いかもしれない.
参考文献
1)厚生労働省保険局医療課:診療報酬基本問題小委員会資料,2008年11月19日
2)福村文雄:VHJデータを基にした施設間ベンチマークと診療科別主要診断群分類の選択.「DPC経営管理・臨床評価に関する調査研究」平成18年度分担研究報告書:56-62,2007
3)伏見清秀:DPCデータ活用ブック,じほう,2006
掲載誌情報