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連載 ロボット技術と医療・介護・福祉・3
アザラシ型ロボット・パロによるロボット・セラピー
著者: 柴田崇徳1
所属機関: 1独立行政法人 産業技術総合研究所 知能システム研究部門
ページ範囲:P.282 - P.283
文献購入ページに移動そこで筆者は1993年から,ペット動物のように,ふれあいにより楽しみや安らぎを提供する新しい役割を持つロボットの研究開発を進めている.心理実験などの結果から,人から受け入れられやすいように,あまり身近ではない形態のアザラシ型を採用し,「パロ」と称して改良を重ねた.一見,ぬいぐるみのようであるが,内部には,様々なセンサと,静かに動くアクチュエータで構成され,複数のマイコンや高度な人工知能により,飼い主との触れ合いの中で,名前や行動を学習しながら生き物らしく振る舞う.
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