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特集 現場に役立つ看護師をいかに確保するか
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著者: 池上直己1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室
ページ範囲:P.289 - P.289
文献購入ページに移動近年,看護大学が大幅に増え,特に国公立の場合は病院の経営主体とは独立した形で設置されるようになった.そこで,実務と教育の関係を改めて見直す必要があるように筆者は考えたが,看護界においては必ずしも認識されていないようである.加えて1989年のカリキュラム改定によって実習時間は大幅に減少し,また無資格の学生が医療行為を行ううえでの制約も強まっている.そうなると,看護師も医師と同様に,卒業後の研修制度を義務化する必要があるように思われるが,このような声も聞かれない.
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