文献詳細
特集 現場に役立つ看護師をいかに確保するか
【新卒看護師の研修事例】
文献概要
看護師としての第一歩をどこで踏み出すか,そこでどんな人と出会い,どのような経験を積み重ねて看護観を培い,いかにキャリアを形成していくかは,その後の人生に影響し,とても重要な意味を持つ.筆者は「病院組織の中で最大の集団である看護部の活動は医療の質や病院経営に多大な影響を与える」と考え,新規採用した看護師の早期離職を防ぎ,成長につながるように育成していくことを病院運営上の大きな課題と捉えている.
2006年4月に新規採用した看護師数は34人で,そのうち新卒看護師は19人であったが,1人が8月末に退職するに至り,また,新卒看護師を指導するプリセプターの役割を担っていた先輩看護師が,指導する責任感から強いストレスを抱え,12月末に退職してしまった.この経緯を踏まえて,2007年4月より,新たな教育支援体制である「卒後役割移行期サポートプログラム」をスタートさせたので,そのプログラムの紹介と2年間実施した評価と課題について述べる.
2006年4月に新規採用した看護師数は34人で,そのうち新卒看護師は19人であったが,1人が8月末に退職するに至り,また,新卒看護師を指導するプリセプターの役割を担っていた先輩看護師が,指導する責任感から強いストレスを抱え,12月末に退職してしまった.この経緯を踏まえて,2007年4月より,新たな教育支援体制である「卒後役割移行期サポートプログラム」をスタートさせたので,そのプログラムの紹介と2年間実施した評価と課題について述べる.
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