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特集 社会保障改革と病院の将来
巻頭言
著者: 広井良典1
所属機関: 1千葉大学法経学部総合政策学科
ページ範囲:P.537 - P.537
文献購入ページに移動 本号の特集テーマは「社会保障改革と病院の将来」である.“医療崩壊”“医療再生”といったテーマが連日のようにメディアで取り上げられ,医療や病院をめぐる課題は今や社会全体のあり方と深く関わるものとなっている.この場合,それは今後の「社会保障」をどうするかという話題と不可分のものであり,また,これからの日本社会をどのようなものにしていくかという基本的なビジョンと深く関わるという意味で,「政治」と表裏一体のものともなっている.
本号が刊行される時期は,おそらく総選挙も間近と呼べる時期であることが予想されるが,5月に民主党の新代表が選ばれたこと等も含め,政治の動向は予断を許さないものである.しかし本特集では,そうした“政局”的な動きを注視するというよりは,むしろ中長期的かつ公共的な視点に立って,(国の将来像を骨太に論ずるという)本来の意味での政治との関連を含めた社会保障改革と病院のこれからについて幅広い角度から光をあててみたい.
本号が刊行される時期は,おそらく総選挙も間近と呼べる時期であることが予想されるが,5月に民主党の新代表が選ばれたこと等も含め,政治の動向は予断を許さないものである.しかし本特集では,そうした“政局”的な動きを注視するというよりは,むしろ中長期的かつ公共的な視点に立って,(国の将来像を骨太に論ずるという)本来の意味での政治との関連を含めた社会保障改革と病院のこれからについて幅広い角度から光をあててみたい.
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