icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院68巻8号

2009年08月発行

文献概要

特集 医療・介護ニューディール

介護・医療・福祉分野の労働市場の課題と可能性

著者: 駒村康平1

所属機関: 1慶應義塾大学経済学部 経済学科

ページ範囲:P.629 - P.633

文献購入ページに移動
 100年に1度とも言われている深刻な景気は底打ち感もあるが,今後はいわゆるL字の動き,すなわちしばらく停滞が続くことが予想される.また,雇用への悪影響はこれからが本格的になり,失業率は5.5%を超えてくるという予測もある.実質経済成長と失業率の関係を示す「オークン法則」に基づく予測だと,年度後半には失業率6%に接近するという見方もあり,企業も何とか雇用調整助成金等でしのいでいる状況である.

 このように,雇用に過剰感があるものの,依然として人手不足の分野もある.特に,高齢化の進展と介護保険の定着により介護サービスの需要が伸び,それに伴い介護労働者が不足している.

参考文献

1)角田由佳:看護師の働き方を経済学から読み解く,医学書院,2007
2)小宮英美:良い介護が報われる介護報酬を 個別ケアの達成度による評価の導入を.社会保険旬報 2372:10-21,2008年12月11日

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら