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特集 外科医を支援する
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著者: 池上直己1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室
ページ範囲:P.713 - P.713
文献購入ページに移動まず,田林晄一氏は外科医が成果を上げてきたにも拘らず,種々の構造的な要因により逃散が起きており,こうした状態を改善するために,臨床工学技士・看護師のより積極的な活用などを提言している.また,川渕孝一氏は打開策として「医行為」の範囲を適正に見直し,臨床工学技士の拡充と同時に,供給過剰の歯科医の有効活用についてケンタッキー大学の具体例を通じて提示している.さらに,遠藤玲奈氏らはアメリカにおけるPhysician Assistantを詳細に分析し,医師との分業は,一律の規定によってではなく,現場における双方の話合により行われていると報告している.
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