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文献詳細

雑誌文献

病院68巻9号

2009年09月発行

文献概要

特集 外科医を支援する

臨床工学技士の職務範囲とその現状

著者: 林裕樹12

所属機関: 1社団法人日本臨床工学技士会 2名古屋大学医学部附属病院 臨床工学技術部

ページ範囲:P.728 - P.730

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 臨床工学技士は医師の指示の下に,生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とする,医学と工学の両面を兼ね備えた医療機器の専門医療職種である.その誕生は,医療機器の高度化・複雑化が一層進む中,医療機器の専門医療職が定められていなかったことが背景にある.特に血液浄化,人工心肺,高気圧酸素といった高度な生命維持管理装置を操作する国家資格の必要性が高まり1987年5月に制定された.現在では2万5,000人を上回る有資格者が存在し,医師をはじめ,看護師などと共にチーム医療の一員として医療機器を通し安全確保の担い手として貢献している.

 具体的な業務部署は,生命維持管理装置の操作に携る手術室,人工透析室,集中治療室,高気圧酸素治療室,医療機器保守管理室などがある.

参考文献

1)(社)日本臨床工学技士会:臨床工学技士の業務指針 http://www.jacet.or.jp/contents/04gishi/gyoumu_sisin.html(accessed 2009.7.21)
2)臨床工学技士法 第37条,第38条,第39条 http://www.houko.com/00/01/S62/060.HTM(accessed 2009.7.21)
3)(社)日本臨床工学技士会 倫理委員会:医療機器の「貸出し」・「立会い」等に対する臨床工学技士の対応,日本臨床工学技士会会誌 24(特別号):15-25,2005
4)厚生労働省:「医療機関等における医療機器の立会いに関する基準」について(依頼)(医政経発第1110001号),平成18年11月10日
5)(社)日本臨床工学技士会 倫理委員会:医療機器の“立会い”に関する臨床工学技士の対応 Q&A,2007年3月

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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