文献詳細
特集 拡大する医療・介護需要
【事例】急性期医療機関と在宅医療―都心の脳卒中医療の問題
著者: 鈴木一郎1 岡本薫2 原幸枝3
所属機関: 1日本赤十字社医療センター 脳神経外科部 2日本赤十字社医療センター 総合医療相談室係 3日本赤十字社医療センター 訪問看護ステーション係
ページ範囲:P.34 - P.37
文献概要
平成19年施行の第5次改正医療法では,がん,脳卒中,急性心筋梗塞および糖尿病の4疾病と救急医療,災害時における医療,へき地の医療,周産期医療および小児医療の5事業について,地域の医療連携体制を構築することを求めている.中でも脳卒中は,死亡原因の第3位,総患者数の第4位,寝たきりの原因の約4割を占め,さらに要介護原因の第1位,高齢者医療費の使用額第1位,などの数字が示すように,早急な対策が求められている.
ここでは,東京・都心の急性期医療機関である当院の脳卒中医療の実情を事例として取り上げ,都心における地域医療連携の現状と問題点について述べる.
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