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文献詳細

雑誌文献

病院69巻11号

2010年11月発行

文献概要

特集 拡大するリハビリテーション医療 【事例】

地域連携医療とリハビリテーション:脳卒中

著者: 川北慎一郎123

所属機関: 1社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院 2社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院 リハビリテーション科 3能登脳卒中地域連携協議会

ページ範囲:P.868 - P.872

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 脳卒中診療において近年,救急搬送,tPAによる急性期治療,急性期からのチーム医療と積極的リハビリテーション(以下,リハ)の重要性が指摘されている.これらは概ね,急性期治療体制に関することであった.最近,回復期リハ病棟の普及を受け,急性期と回復期の脳卒中地域連携が注目されるようになり,2007年診療報酬改定における診療報酬追加を追い風に,全国各地で脳卒中地域連携クリティカルパス(以下,地域連携パス)の取り組みが行われている.

 石川県では,2007年4月に地域連携パスモデル事業が三疾患(脳卒中,急性心筋梗塞,糖尿病)で開始となり,当院が脳卒中地域連携パス作成指定病院となった.同時期に金沢大学脳神経外科学教室 濱田潤一郎教授が主催する「日本海脳卒中医療連携セミナー」で能登用の脳卒中地域連携パス作成担当病院の指名を受けた.これらを受け,図1のような経過で取り組みが始まり,今日に至っている.今回その内容や特徴,また当院の脳卒中リハ・地域連携医療の現状と課題につき紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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