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連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・42
MSWの地域活動―社会福祉専門職団体との協働
著者: 樋口美智子1
所属機関: 1地方独立行政法人 那覇市立病院 総合相談センター
ページ範囲:P.134 - P.137
文献購入ページに移動 MSWは,患者・家族の多様なニーズに応え,個別の支援を主たる業務とする.また,医療機能の分化に伴い,院内外における連携やコーディネート機能に対する役割への期待も大きい.一方,度重なる制度改正に,医療・介護現場は翻弄され,その問題や矛盾は,患者・家族にしわ寄せがいっている.しかし,患者の人権と自己決定を保障し,患者の立場に立って支援するMSWが,その機能を十分果たせない現状もある.
このような中で,沖縄県内では,社会福祉専門職団体が協働し,社会福祉に関する問題解決や啓蒙,ソーシャルワーカーの社会的認知と資質向上を目的に活動を行っている.本稿では,社会福祉専門職団体と協働してのMSWの地域活動の意義と課題について考える.
このような中で,沖縄県内では,社会福祉専門職団体が協働し,社会福祉に関する問題解決や啓蒙,ソーシャルワーカーの社会的認知と資質向上を目的に活動を行っている.本稿では,社会福祉専門職団体と協働してのMSWの地域活動の意義と課題について考える.
参考文献
1)加藤由美,関田康慶:MSWのコーディネート機能による患者不安軽減効果の評価.病院 66(1):64-67,2007
2)日本医療社会事業協会:病院における社会福祉活動推進に関する調査結果報告書,2004年6月
3)厚生労働省保健局長通知:医療ソーシャルワーカー業務指針,平成14年11月29日健康発第1129001号
4)宮良あさの:沖縄県医療ソーシャルワーカー協会の初任者研修のあり方に関する研究,2008年3月24日,琉球大学法文学部大学院修士論文
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