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文献詳細

雑誌文献

病院69巻2号

2010年02月発行

文献概要

連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・29

―男の料理教室 ちょっくらつまみ食い(2)―人は食にケアされている

著者: 鉄郎1

所属機関: 1NPO法人アットホームホスピス

ページ範囲:P.144 - P.145

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男の料理教室NG集

 包丁を鉈のように振り下ろす人がいれば,肉を半分に切ろうとしても2対1になる人もいたことを前回綴ったが,道具が包丁であるだけに怖い.例えば,包丁を持つ反対の手は,指を内側に曲げて材料を軽く押さえる.これを「猫の手」と言うが,指を伸ばしたまま切る人がいた.僕らの子ども時代は鉛筆削りなどなく,誰もがナイフで削ったものだ.だから包丁くらい扱えると思っていたが,実際はそうではないようだ.声を大にして,包丁の使い方を指導することになる.

 調理にお酒は付き物.少し加えることで味がよくなる.たっぷり使ったところで大さじ2杯か3杯だ.10名ほどの教室だから,ワンカップ1つでも余るだろうと用意したが「お酒をたっぷり入れましょう」とのインストラクターの言葉に,ある男性,ワンカップをドバッと自分の鍋に入れてしまった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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