文献詳細
文献概要
連載 病院管理フォーラム ■DPCを軸とした病院の経営管理・9
コストを含めたDPC分析②―どのように患者別のコストを計算するか
著者: 高橋泰1
所属機関: 1国際医療福祉大学大学院医療経営管理学科
ページ範囲:P.146 - P.147
文献購入ページに移動●なぜ,コストおよび収支の分析か
先月号では,支払い方式が「出来高」から「包括」に変わり,コストおよび収支(赤字または黒字の額)をしっかり把握しなければ病院経営が成り立たない時代になりつつあることを説明した.また,これまで膨大な手間が必要であった患者別のコストおよび収支の計算が,DPCデータとリンクした患者別コストおよび収支を計算するソフト(以下,「収支計算ソフト」と呼ぶ)の出現により,「非常に小さな労力」で実施できるようになりつつあることを述べた.コストや収支の計算の必要性が高まり,それを行う負担が減っているので,今後コストおよび収支計算をベースにした経営が急速に広がるだろうというのが,先月号の結論である.
今月号では,収支計算ソフトがどのようにコストを計算しているかを紹介しながら,患者別収支計算の基本原理を説明する.
先月号では,支払い方式が「出来高」から「包括」に変わり,コストおよび収支(赤字または黒字の額)をしっかり把握しなければ病院経営が成り立たない時代になりつつあることを説明した.また,これまで膨大な手間が必要であった患者別のコストおよび収支の計算が,DPCデータとリンクした患者別コストおよび収支を計算するソフト(以下,「収支計算ソフト」と呼ぶ)の出現により,「非常に小さな労力」で実施できるようになりつつあることを述べた.コストや収支の計算の必要性が高まり,それを行う負担が減っているので,今後コストおよび収支計算をベースにした経営が急速に広がるだろうというのが,先月号の結論である.
今月号では,収支計算ソフトがどのようにコストを計算しているかを紹介しながら,患者別収支計算の基本原理を説明する.
掲載誌情報