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特集 医療の拡大がもたらす社会の厚生―医療費亡国論再考
【座談会】日本の医療の可能性―医療費亡国論再考
著者: 鈴木寛12 西村周三3 和田勝4 河北博文5
所属機関: 1文部科学省 2民主党参議院 3京都大学 4国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 5河北総合病院
ページ範囲:P.254 - P.259
文献購入ページに移動河北 この4月に,診療報酬改定が久しぶりにプラス改定されました.とはいえ,わが国の少子高齢化はとどまることなく進んでいます.昨年の政権交代を受けた国家戦略の中で,この国の政治・経済と医療がどう関わっていくのか考えてみたいと思い,本日はお集まりいただきました.
昭和58年に,元厚生省の次官だった吉村仁さんが社会保険旬報に「医療費をめぐる情勢と対応に関する私の考え方」,いわゆる「医療費亡国論」を書かれました.まずは,彼の意図から話を始めたいと思います.
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