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連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・32
―食はスピリチュアル~病院給食雑感(2)―シンプルなものほど味の一定化がむずかしい
著者: 鉄郎1
所属機関: 1NPO法人アットホームホスピス
ページ範囲:P.384 - P.385
文献購入ページに移動味というものは調理人の腕だけで決まらない.どんな場所で,どんな人が,どのように作っているかで変わってしまう.また,精神的な味というのもある.おふくろの味やふるさとの味がその代表だと思う.
僕は子どもの頃にチョコレートを食べ過ぎて,バスに酔ったことがある.それ以来,チョコレートには抵抗があり,特にナッツ入りチョコレートは手が出ず,某メーカーの板チョコしか食べない.これは一種の「味トラウマ」と思うが,味とはなんと複雑なのだろうか.
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