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文献詳細

雑誌文献

病院69巻6号

2010年06月発行

文献概要

特集 災害と病院

災害医療に協力する地域ボランティア活動のあり方

著者: 沢野次郎1

所属機関: 1災害救援ボランティア推進委員会

ページ範囲:P.457 - P.459

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 筆者の専門分野は,災害ボランティア活動論である.阪神・淡路大震災以後,災害ボランティア活動は防災白書においても「防災において,もはやボランティアはなくてはならない主体となっている」1)と位置づけられ,災害ボランティア活動は社会的に広く認められる存在として発展してきている.災害ボランティア活動がここまで発展してきた時代的背景には,言うまでもなく国内外における自然災害の多発とそれへの対応,さらには今後の災害発生の危険性が挙げられる.いわば自然災害多発国日本において,災害ボランティア活動の構築は避けて通れない課題となっているのである.

 本稿においては,一般の人があまり聞くことがない最近の災害ボランティア活動の傾向を簡単に紹介したうえで,災害医療と連携する地域の災害ボランティア活動のあり方について考察することにしたい.

参考文献

1)内閣府(編):防災白書(平成17年版),国立印刷局,2005
2)山本保博:災害医学と災害医療.日救急医学誌 6(4):295-308,1995
3)山村武彦:JR福知山線脱線事故/現地調査と危機管理的考察.防災システム研究所ホームページ http://www.bo-sai.co.jp/dassennjiko.html
4)東京都震災対策条例,2000年12月22日制定 http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/ag10101731.html
5)東京都立広尾病院ホームページ http://www.byouin.metro.tokyo.jp/hiroo/7_saigai_index.html
6)災害救援ボランティア推進委員会ホームページ http://www.saigai.or.jp/index.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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