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連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第185回
医療施設の整備手法
著者: 石田信之1 金波詩明1
所属機関: 1アイテック株式会社国内事業部
ページ範囲:P.478 - P.483
文献購入ページに移動日本の病院建築は,現在に至るまでに大きく2つのフェーズに分けることができる(図1).
はじめに,第2次世界大戦後の復興の中で急務であった医療施設の量的拡充が図られ,そして建築計画学の分野で急速に発達してきた米国の病院管理学と共に,日本の病院は効率的に近代的な治療する施設であるべく効率性を追求されるようになった.
次に,1985年「第1次医療法改正」が行われ,以降は患者サービスの向上という考え方による患者の獲得という目的のため,病院建築は“量”から“質・評価”へ移り変わってきている.
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