文献詳細
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文献概要
天正元年(1573年),戦国武将本多正信の弟にあたる本多十助は浄土真宗の寺院「浄仙坊」(後に浄見寺)を建立,そして慶長4年(1599年),息子の本多左内は境内に「爽神堂」を開設し,ここで医業を始めたという.医療法人爽神堂七山病院(以下,七山病院)はこの爽神堂以来,400年以上にわたり,精神病患者の治療を続けてきた.
まだ向精神薬もなかった江戸時代,治療は代々秘伝として受け継がれてきた漢方薬と鍼灸が中心で,特に漢方薬については,明治初期に製造販売の免許を取得し,病院の大きな収入源にもなっていた.最近の研究によって,精神疾患に対して効能のあることが確認されている.
まだ向精神薬もなかった江戸時代,治療は代々秘伝として受け継がれてきた漢方薬と鍼灸が中心で,特に漢方薬については,明治初期に製造販売の免許を取得し,病院の大きな収入源にもなっていた.最近の研究によって,精神疾患に対して効能のあることが確認されている.
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