文献詳細
特集 病院のサステナビリティ―事業継承を考える
【病院の継承事例:福井県済生会病院】
文献概要
■病院の継続のためには「変化」こそが必要
俳人・松尾芭蕉が残したと伝えられる「不易流行」という言葉.俳諧の本質は変えることなく,常に新しい句材,新しい表現を追及していくという姿勢を表した言葉だが,この不易流行こそが病院を継続していくために必要なことではないだろうか.継続・継承とは「変えない」ということだと考えがちだが,社会の変化に応じて「革新」を積み重ねることによってのみ,病院は継続できるのではないか.経営理念の根幹になる価値観は変えずに,システムや設備・経営システムを時代に合わせて変化させていく.それが病院のサステナビリティを考えるうえで,最も重要だと私は考えている.
俳人・松尾芭蕉が残したと伝えられる「不易流行」という言葉.俳諧の本質は変えることなく,常に新しい句材,新しい表現を追及していくという姿勢を表した言葉だが,この不易流行こそが病院を継続していくために必要なことではないだろうか.継続・継承とは「変えない」ということだと考えがちだが,社会の変化に応じて「革新」を積み重ねることによってのみ,病院は継続できるのではないか.経営理念の根幹になる価値観は変えずに,システムや設備・経営システムを時代に合わせて変化させていく.それが病院のサステナビリティを考えるうえで,最も重要だと私は考えている.
参考文献
1)マズロー AH,小口忠彦(訳):人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ,産業能率大学出版部,1987
2)齋藤哲哉:職員満足度とBSC.病院 69(2):49-52,2010
3)齋藤哲哉:SQM 推進から生まれる改革への気づきと組織の活性化.月刊医療アドミニストレーター 1(1):4-11,2010
掲載誌情報