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連載 院内サービスの新展開・4
―院内コンビニ(後編)―“ホスピタルローソン”特徴と強み
著者: 斎藤久夫1
所属機関: 1株式会社ローソン 法人戦略本部 ホスピタルローソン推進部
ページ範囲:P.634 - P.635
文献購入ページに移動図に,ホスピタルローソンの平均的な店舗設計プランを示した.理想とする店舗面積は32坪(約106m2)ほどだが,実際にはそこまでの広さを確保できないケースが多く,通路幅の確保などに注意しつつ(車いすが通るため),臨機応変な店舗設計を行っている.また,商品陳列棚やレジカウンターの高さを低めにするなど,バリアフリーにも配慮している.
しかし,やはり収益性に影響する大きな要素としては,店舗面積よりも,院内の立地である.特に,病院の1階で,待合や出入り口など,外来患者の動線に入ってるところかどうかが売上げを左右する.利用者の5~6割は病院職員が占めるため,あまり病院職員が使いづらい場所でも難しい.外来患者や見舞い客の目につきやすく,かつ入院患者や病院職員の動線にも近いところが理想的である.
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