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文献詳細

雑誌文献

病院69巻9号

2010年09月発行

文献概要

特集 本格到来するDPC時代 【事例】

病院におけるDPCデータの活用―トヨタ記念病院

著者: 岡本泰岳1

所属機関: 1トヨタ記念病院 形成外科 診療情報支援グループ

ページ範囲:P.707 - P.710

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 当院がDPC対象病院として診療報酬請求業務を開始したのは平成18年4月からである.DPCデータの活用における当院の特徴的な背景基盤として,DPC導入前のクリニカルパス(以下,パス)と臨床指標(質評価指標)への取り組みが挙げられる.パスは平成12年から病院方針にその積極的運用が掲げられ,外科系・内科系疾患を問わず,平均在院日数の短縮および診療プロセスの標準化が進められていた.また臨床指標は,平成17年から医療の質を測定する客観的指標としての活用が開始されていた(現在,168指標)1)

 本稿では,当院におけるDPC対策とそれに基づいたDPCデータの具体的活用事例を紹介する.

参考文献

1)岡本泰岳,稲垣春夫:トヨタ記念病院における臨床指標への取り組み.医療マネジメント学会雑誌 8(2):375-380,2007
2)杉野安輝,他:臨床指標による市中肺炎電子化クリニカルパスの評価と改善.日本クリニカルパス学会誌 11(1):5-13,2009
3)杉野安輝:DPCデータ活用による肺炎クリニカルパス改善の試み.日本クリニカルパス学会誌 12(2):109-115,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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