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文献詳細

雑誌文献

病院70巻2号

2011年02月発行

文献概要

特集 どう発展させる 病院総合医 【病院総合医 地域病院での役割】

松前町立松前病院の取り組み

著者: 八木田一雄1 木村眞司1

所属機関: 1松前町立松前病院

ページ範囲:P.117 - P.120

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■松前町立松前病院の概要

 北海道最南端の松前半島に位置する松前町に松前町立松前病院はある(図1,2).松前町は他の市町村同様に年々過疎化と高齢化が進んでおり,2010年11月30日現在では人口約9,200人,高齢化率は約37%である.

 当院の診療圏は松前町と隣町の福島町および上ノ国町の一部に及び,診療対象人口は約1万6,000人である.当院は3町で唯一の入院施設を有する病院であり,唯一の小児科医のいる医療機関であり,かつ夜間休日24時間365日受け入れ可能な唯一の医療機関である.医師数は2010年11月現在で常勤医師数8人,標榜科は内科,外科,整形外科,眼科,耳鼻咽喉科,リハビリテーション科,人工透析であり,整形外科,眼科,耳鼻咽喉科,乳腺外科は非常勤医師による外来が行われている.許可病床数は100床で,うち4床が小児科,96床が急性期一般病床であり,2010年度は11月末現在でベッド稼働率は80%以上を維持している.

参考文献

1)小泉俊三:「病院総合医」の現状とその近未来像 日本型ホスピタリストは医療再生のカギとなるか.JIM 20(9):678-681,2010
2)松村理司:地域医療は再生する,医学書院,2010,pp81-98
3)山田隆司:総合医が地域病院の崩壊を救う! 月刊地域医学 22(7):590-596,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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