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特集 自治体病院の存在意義 【事例 奮闘する自治体病院】
東栄町国保東栄病院 公設民営化への道
著者: 原田典和1
所属機関: 1社会医療法人財団せせらぎ会 愛知県東栄町国民健康保険東栄病院
ページ範囲:P.198 - P.201
文献購入ページに移動東栄町国保東栄病院(以下,東栄病院)は,愛知県の東北端に位置し,浜松市佐久間町に隣接している.したがって医療圏は東三河北部医療圏(新城市,東栄町,設楽町,豊根村)と佐久間町の一部となる.利用者の約75%は圏域内の住民で,残り約25%は佐久間町の住民である(図1).
少子高齢化が進行する山間過疎地域であり,現在約4000人の人口に対して高齢化率約45%近い状況にあり,10年後には2人に1人は高齢者となることが予想されている.高齢者が多い状況が続くため,当面は医療・介護の需要は減らないであろうと考えられる.
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