文献詳細
連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・60
文献概要
長年,広島でMSWを行ってきた者にとって原爆被害者問題は,切っても切り離せない課題である.被爆者とともに歩んでいくなかで,クライエントへの視点や援助技術を学んだだけでなく,筆者の人間としての成長に深く関係していると思っている.
現在も「原爆被害者相談員の会」には,広島で働く若いMSWが,被爆者証言のつどいの企画・運営,被爆者の自分史づくりのサポート,原爆症認定申請や原爆介護手当などの被爆者相談,原爆症認定裁判での陳述書作成や調査活動に,専門ボランティアとして参加している.そして,そこで実践し学んだことを,同会の機関誌『ヒバクシャ』に載せたり,病院などにおけるMSWの日常業務に活かしている.
現在も「原爆被害者相談員の会」には,広島で働く若いMSWが,被爆者証言のつどいの企画・運営,被爆者の自分史づくりのサポート,原爆症認定申請や原爆介護手当などの被爆者相談,原爆症認定裁判での陳述書作成や調査活動に,専門ボランティアとして参加している.そして,そこで実践し学んだことを,同会の機関誌『ヒバクシャ』に載せたり,病院などにおけるMSWの日常業務に活かしている.
参考文献
1)原爆症認定を求める集団訴訟を支援する広島県民会議(編):原爆症認定集団訴訟広島記録集第1分冊,p429,2010
2)同上,p200,2010
3)三宅文枝:三次高女入市救護被爆者実態調査報告書,ヒバクシャ第23号,pp5-15,2006
4)原爆症認定を求める集団訴訟を支援する広島県民会議(編):原爆症認定集団訴訟広島記録集第2分冊,p160,2010
掲載誌情報