文献詳細
文献概要
特集 地域医療を支える住民の活動 【先行事例】
県立柏原病院の医療再生の現状―兵庫県丹波地域の住民の取り組み
著者: 足立智和1
所属機関: 1丹波新聞社 編集部
ページ範囲:P.662 - P.666
文献購入ページに移動■研修医集まる―診療休止の瀬戸際を脱して
県立柏原病院(許可病床303床)は,人口11万人余りの兵庫県丹波医療圏の中核病院である(地図).同院は,医師不足と経営難で,2008年末に診療休止の瀬戸際まで追い込まれたが,2009年4月に神戸大学人事で着任した大西祥男院長(2011年4月から加古川東市民病院長,循環器内科)が,同大学のサポートを受けながら院内改革に取り組み,病院の再生に一筋の道をつけた.
大西氏が院長就任時20人だった常勤医は,現在,32人にまで回復した.一時期1人になった循環器内科医は,神戸大学から派遣された河﨑悟医長をトップに7月から5人体制となり,循環器救急を「24時間365日」受け入れるようになった.5年ぶりのことだ.
県立柏原病院(許可病床303床)は,人口11万人余りの兵庫県丹波医療圏の中核病院である(地図).同院は,医師不足と経営難で,2008年末に診療休止の瀬戸際まで追い込まれたが,2009年4月に神戸大学人事で着任した大西祥男院長(2011年4月から加古川東市民病院長,循環器内科)が,同大学のサポートを受けながら院内改革に取り組み,病院の再生に一筋の道をつけた.
大西氏が院長就任時20人だった常勤医は,現在,32人にまで回復した.一時期1人になった循環器内科医は,神戸大学から派遣された河﨑悟医長をトップに7月から5人体制となり,循環器救急を「24時間365日」受け入れるようになった.5年ぶりのことだ.
掲載誌情報