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文献詳細

雑誌文献

病院70巻9号

2011年09月発行

文献概要

特集 地域医療を支える住民の活動 【実践報告】

地域と大学が協働で取り組んだ人材育成―富山県南砺市

著者: 山城清二1

所属機関: 1富山大学附属病院総合診療部

ページ範囲:P.676 - P.679

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 筆者は2004年3月に佐賀医科大学から富山医科薬科大学(2006年10月より合併し富山大学となる)へ赴任した.その時の目標が,総合診療の展開,すなわち大学や地域での総合診療の実践と人材育成であった1).赴任当初から,地域での医師養成のために,地域の病院あるいは診療所との連携を考えていた.しかし,初めの2年間は連携できる施設が見つからず,大学病院のみでの診療に留まっていた.

 その後やっと南砺市民病院との連携が始まり,2007年5月に総合診療科を立ち上げた.さらに2008年4月に南砺家庭・地域医療センター(診療所)を開設.同時に,複数の診療所と連携できるようになった.そして,2010年4月に日本プライマリ・ケア連合学会に認定されたNANTO家庭医養成プログラムを南砺市民病院と連携して開始した.

参考文献

1)山城清二:総合診療のcore valueと活躍の場,総合診療医学 10(1),5-8,2005
2)平山愛山,秋山美紀:地域医療を守れ,2008年,岩波書店
3)伊関友伸:まちの病院がなくなる!?,2007年,時事通信社
4)伊関友伸:地域医療,再生への処方箋,2009年,ぎょうせい
5)西村清彦監修:地域再生システム論,2007年,東京大学出版
6)近藤修司:4画面思考法の基本,2009年,四画面思考研究所

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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