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文献詳細

雑誌文献

病院71巻1号

2012年01月発行

文献概要

特集 病院と日本復興

2025年の病院のあり方を考える―全日本病院協会「病院のあり方に関する報告書2011年版」より

著者: 徳田禎久12

所属機関: 1社団法人 全日本病院協会/病院のあり方委員会 2社会医療法人禎心会

ページ範囲:P.38 - P.42

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 全日本病院協会(以下,全日病)における医療提供に関する検討は,1998年に発足した「中小病院のあり方に関するプロジェクト委員会」にて始まり,成果が報告書にまとめられた.その後,継続するケアとしての介護にまで検討は及び,2000年からほぼ隔年で「病院のあり方に関する報告書」として発刊してきた.

 これまで「病院のあり方に関する報告書」では,理想的な医療の提供のために①正確な疾病調査,②地域特性をふまえた一定人口ごとの医療圏の設定,③急性期から慢性期,さらには介護まで切れ目ない継続したケアの提供,④提供体制を維持するための科学的な報酬体系の確立,⑤国民の信頼を得るための質向上の取り組み,の重要性を繰り返し示してきた.

参考文献

1)全日本病院協会:病院のあり方に関する報告書 2011年版,2011 ttp://www.ajha.or.jp/voice/pdf/arikata/2011_arikata.pdf
2)国立社会保障・人口問題研究所:人口統計資料集 2009年版,2009 http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/Popular2009.asp?chap=0
3)厚生労働省 雇用政策研究会「すべての人々が能力を発揮し,安心して働き,安定した生活ができる社会の実現~本格的な人口減少への対応~」2007年12月 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/12/dl/h1225-3a_0001.pdf
4)厚生労働省:平成20年患者調査,2009
5)厚生労働省 第7次看護職員需給見通しに関する検討会(第2回):患者調査,DPC調査等の統計調査データを用いた看護職員必要数の長期将来推計に関する検討(伏見清秀委員提出資料) http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0622-6a.pdf
6)社会保障国民会議:医療・介護費用のシミュレーション,2008 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/syakaihosyoukokuminkaigi/iryou.html
7)OECD:OECD対日審査報告書2011年版,2011 http://www.oecd.emb-japan.go.jp/Overview%20Japan%202011_JAP.pdf
8)内閣府:経済財政の中長期試算,2011年1月21日 http://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/shisan.html
9)小野充人:消費減少によりマイナス成長に~2025年の日本経済.国際貿易と投資(85):84-91,2011 http://www.iti.or.jp/kikan85/85ono.pdf
10)みずほ日本経済インサイト:財政赤字の深刻度─将来は国債の国内消化も困難に,2010年4月16日 http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/japan-insight/NKI100416.pdf
11)全日本病院協会:病院のあり方に関する報告書 2004年版,2004,p1 http://www.ajha.or.jp/voice/pdf/arikata/200410-01.pdf
12)国土交通省東北地方整備局:「コンパクトシティ」の推進,2003 http://www.thr.mlit.go.jp/syourai/pdf/03_02_06.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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