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文献詳細

雑誌文献

病院71巻2号

2012年02月発行

文献概要

特集 病院の医師確保戦略 【地域での医師確保】

ピンチ(崩壊の危機)をチャンス(再生の好機)に―内科医ゼロから総合内科を中心に病院再生

著者: 梶井直文1

所属機関: 1江別市立病院

ページ範囲:P.132 - P.135

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 江別市立病院(以下,当院)は,2006年3月末まで12人在席していた内科医が短期間に集団退職し,同年10月には「内科医ゼロ」となった.公立病院の危機として全国的に報道され,数年前に同じく内科医の集団辞職があった市立舞鶴市民病院と共に「西の舞鶴,東の江別」と言われた.当院は病院崩壊の先駆けではあったが,総合内科を軸に内科診療体制を立て直し,5年後の現在,内科医は17人となっている.これまでの「医師確保」の過程を紹介することが,いくらかでも参考になれば幸いである.

参考文献

1)濱口杉大(研究代表者):厚生労働科学研究費補助金 地域医療基盤開発推進研究事業「若手総合医育成による医師不足対策について」平成21年度~22年度総合研究報告書,平成22年度総括研究報告書,2011
1)梶井直文:内科医ゼロから再生までの軌跡─総合内科医が地域医療を救う! 北海道江別市.平井愛山,他:医療再生はこの病院・地域に学べ!,洋泉社,2009,pp79-101
2)週刊医学界新聞:地域医療を担う総合内科医を育てる─江別市立病院・総合内科研修.週刊医学界新聞 2907,2010年12月6日

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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