文献詳細
連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・53
文献概要
前回は落語家・桂枝雀の上方落語の世界から綴ってみた.彼の落語は演目そのものだけでなく,本題に入る前の導入部がおもしろい.それは枝雀さん自身のおしゃべりであり,それが楽しみで寄席に足を運ぶ人もいる.
故人となった今,その語りを生で聴くことはできないが,CDなどを聞き比べてみると同じ演目でも公演した地域によって,例えば大阪とそれ以外では導入部も違う.言ってみれば,いい落語家は客によってつくられるようだ.では,いい医者も患者がつくるのだろうか?
故人となった今,その語りを生で聴くことはできないが,CDなどを聞き比べてみると同じ演目でも公演した地域によって,例えば大阪とそれ以外では導入部も違う.言ってみれば,いい落語家は客によってつくられるようだ.では,いい医者も患者がつくるのだろうか?
掲載誌情報