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特集 在宅療養と病院
在宅療養支援病院の方向性
著者: 梶原優123
所属機関: 1医療法人弘仁会 2日本病院会 3四病協・在宅療養支援病院に関する委員会
ページ範囲:P.200 - P.203
文献購入ページに移動わが国は世界が未だ経験したことのない超高齢化社会に突入し,社会保障問題の解決に,どのように取り組むのか世界が注目している.医療においては数次の医療法改正により,劇的な変革を遂げようとしている.機能分化と連携の名の下に,急性期医療において平均在院日数は2週間余りにまで短縮されている.
しかし,特に高齢者にとっては,急性期医療のみでは在宅に復帰できる患者は限られている.なぜなら,急性疾病後後遺症,機能低下,さらに他の複数の慢性疾病を,長年持病として抱えている高齢者が多数存在するからである.
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