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文献詳細

雑誌文献

病院71巻6号

2012年06月発行

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書評 帰してはいけない患者か否か? 疑う眼を養うことのできる一冊―前野 哲博,松村 真司 編『帰してはいけない外来患者』 フリーアクセス

著者: 林寛之1

所属機関: 1福井大学病院・総合診療部

ページ範囲:P.474 - P.474

文献概要

 時に研修医からコンサルトを受けて,アドバイスをしたら,「あっ,大丈夫だと思って帰しちゃいました」……(タラー(~_~;)).そこからすったもんだの揚げ句,呼び戻す例,神様に無事を祈る例(オイオイ!)など,さまざまある.「コンサルトって患者を帰す前にするんじゃないの!?」って悲鳴を上げたくなってしまう.

 ここにこんな素敵な本が出版されたではないか.まさしく直球ストレートなタイトル,「そりゃ帰しちゃダメだろ! お前,患者を殺す気か? おととい来やがれ,このタコ!」と言いたいところを,ちょっとだけマイルドに変換して「その患者,帰しちゃったらどんな落とし穴が待ってるのか,わかってて帰す気なの? 勘弁してよぉ」となり,もっとマイルドにすると『帰してはいけない外来患者』というタイトルになったのだろう……そうに違いない……たぶんそうかも(^o^)?

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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