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特集 病院と学生教育―地域で育てる医療人
巻頭言
著者: 山田隆司1
所属機関: 1台東区立台東病院
ページ範囲:P.605 - P.605
文献購入ページに移動 これまで医療職の教育は専ら大学での教育に主体が置かれ,特に医学教育では大学病院における臨床教育が主体となっていた.大学病院という高次機能病院での教育ということで,いきおい専門性を追求した最先端医療が重要視され,チーム医療とは言いながらも,各医療職はそれぞれに大きな部門を構成し,連携がおろそかになる傾向は否めなかった.
一方で医療職の多くは,中小病院や診療所など地域の第一線の医療機関や,福祉施設,行政機関の保健・社会福祉部門に従事することになる.専門職を育てる職業訓練としての側面を持つ医療職の卒前教育において,地域に近い職場を活用することの重要性が認識されてきたことは,いわば必然的な流れと言ってよいだろう.地域の現場ではどういった能力が医療職に求められているのか,地域ニーズに沿った実践的かつ効果的なトレーニングが改めて見直されているのである.
一方で医療職の多くは,中小病院や診療所など地域の第一線の医療機関や,福祉施設,行政機関の保健・社会福祉部門に従事することになる.専門職を育てる職業訓練としての側面を持つ医療職の卒前教育において,地域に近い職場を活用することの重要性が認識されてきたことは,いわば必然的な流れと言ってよいだろう.地域の現場ではどういった能力が医療職に求められているのか,地域ニーズに沿った実践的かつ効果的なトレーニングが改めて見直されているのである.
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