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連載 病院が変わるアフリカの今・9
出産ケア改善と結びつく5S-KAIZEN
著者: 後藤美穂1 池田憲昭1
所属機関: 1独立行政法人 国立国際医療研究センター 国際医療協力局
ページ範囲:P.678 - P.679
文献購入ページに移動タンバクンダ州とケドゥグ州は首都ダカールから約450km,モーリタニアなどとの国境に接する貧困州の1つである.母子保健指標は表の通りで,保健医療施設や熟練分娩介助者,包括的緊急産科ケアへのアクセスの悪さを示している.加えて女性の地位・決定権の低さ,早婚,女性性器切除などの社会経済文化的要因が,首都に比較して極めて高い妊産婦死亡率,乳児・5歳未満児の死亡率の原因となっている.
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