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書評 助産師と同じ目線の高さ故の圧倒的な迫力と臨場感―宮崎 雅子 写真・文『Mother いのちが生まれる』 フリーアクセス
著者: 島義雄1
所属機関: 1葛飾赤十字産院・小児科
ページ範囲:P.729 - P.729
文献購入ページに移動女史は修行時代にやがて本業とする写真のテーマを探しながら,「妊娠していたわけでもないのに参加した」地域の出産準備クラスで,助産婦(当時)という職業の存在を知る.新しいいのちの誕生を助ける仕事,女性ならではの仕事,そしてなんとも美しい「助産婦」という言葉の響きにすっかり魅了される.以来,お産の現場をフィールドと定め,プロフェッショナルの魂を持った誇り高い「助産婦さん」とのいくつもの邂逅を経る.そしていつしか,自ら昼夜を問わず雨風も厭わずお産に駆け付ける,まるで「助産婦さん」そのもののような写真家として現在に至ったようである.
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