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文献詳細

雑誌文献

病院72巻10号

2013年10月発行

文献概要

特集 地域包括ケアと病院

地域包括ケアと在宅医療

著者: 髙橋昭彦12

所属機関: 1ひばりクリニック 2NPO法人うりずん

ページ範囲:P.788 - P.793

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 在宅医療(狭義)とは,医師が患者宅(患家と言う)を訪問して診療を行うことであるが,現在はグループホームやサービス付き高齢者住宅(サ高住)など,自宅以外のところで暮らす患者も利用できるようになっている.また,対象も高齢者ばかりでなく,がん,神経難病や小児,精神疾患などの患者に対する在宅医療も行われている.在宅医療の対象は,通院が困難な患者であり,年齢や疾患を問わない.

 地域包括ケアには,医療,介護,予防,生活支援,住まいという5つの視点がある1).5つの視点の取り組みが,日常生活圏域において,利用者のニーズに応じて包括的で切れ目なく行われるのが地域包括ケアである.そのなかで,在宅医療は重要な役割を担う.在宅医療は,利用者の暮らしを支えるために必要な医療を適切に行い,多職種チームが安心して動けるように配慮し,看取りにも関わる.

参考文献

1)地域包括ケア研究会:地域包括ケアシステムの構築における今後の検討のための論点. 持続可能な介護保険制度及び地域包括ケアシステムのあり方に関する調査研究事業報告書.三菱UFJリサーチ&コンサルティング,pp1-32,2013
international symposium for education and training of home palliative care─在宅緩和ケアの教育・研修について四銃士と心ゆくまで討論してみよう報告書.自治医科大学,pp15-30,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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