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雑誌目次

雑誌文献

病院72巻11号

2013年11月発行

雑誌目次

特集 診療支援業務の新潮流

巻頭言

著者: 伊関友伸

ページ範囲:P.849 - P.849

 医療の高度・専門化や人口の高齢化による患者の増大に伴い,診療支援を行う職員も多様化し,その業務は拡大している.例えば,診療情報管理士は,2000年4月の診療報酬改定で診療録管理体制加算が新たに設けられたことにより注目を集め,病院内における配置が進むこととなった.そして,その業務も,病院におけるDPCの普及により,診療録の物理的な管理から,データベースの構築,さらには情報の加工・分析に発展しつつある.医師事務作業補助者も,2008年に診療報酬制度に位置づけられたことを契機に急速に増加し,日常の診療においてなくてはならない職種になりつつある.

 病院における診療支援職として歴史のある医療ソーシャルワーカーも,わが国において医療連携が医療政策の重要課題となるなかで,その果たすべき役割は一層大きなものとなってきている.さらには,先進的な病院において,患者・家族の生活面をサポートする医療コンシェルジュや院内弁護士などが配置されるなどの動きもある.

【座談会】病院における診療支援業務の現状とこれから

著者: 阿南誠 ,   矢口智子 ,   渡辺明良 ,   伊関友伸

ページ範囲:P.850 - P.857

伊関 病院が行う医療の高度・専門化に伴い,診療支援を行う病院職員も多様化し,その業務は拡大しています.また,医師・看護師不足が依然深刻な中で,病院のマネジメントを円滑にするために,さまざまな支援業務を行う職種への期待は高まっており,その数も増えています.

 今日はそれぞれの医療現場で重要な支援業務を担っておられる3人の方に,現状報告とともに今後に向けてのご意見もいただければと考えております.まずは自己紹介から.

様々な診療支援業務の現状と今後の展望―病院管理者の立場から

著者: 近森正幸

ページ範囲:P.858 - P.864

 21世紀を迎え,医療の高度化と高齢社会の到来で業務量も膨大になるとともに,診療報酬も出来高払いからDPCによる1日包括払いに変わり,病院の業態も物品販売業から労働集約型医療サービス業に大きく変化している.従来の検査や薬剤といったモノを売るのではなく,形のない付加価値を産み出して提供するようになり,これを報酬に変えるには種々のマネジメントが必要になってきた.その大きなツールは,地域医療連携であり病棟連携,チーム医療であるが,チーム医療の一部分である診療支援業務の現状と今後の展望について病院管理者の立場で述べてみたい.

 診療支援業務として,今回は広義のチーム医療から国家資格を有する医療専門職が行う診療に密着したチーム医療を除いた,主にプロパー(正職員)のスタッフによる診療支援について検討した.

医師事務作業補助の仕事の現状と今後のあり方

著者: 瀬戸僚馬

ページ範囲:P.866 - P.870

 医師事務作業補助体制加算が設けられて,3回目の診療報酬改定を迎えようとしている.この6年間,現場の医師や実務者による粉骨砕身によって,少しずつ医師事務作業補助者の形が作られてきた.筆者は,2010年に「医師事務作業補助者の発展段階」を予想した.同職種は加算ができる前から存在していたので,その頃からの人材活用を「第0世代」と呼んだ.そして,加算が設けられ診断書など医療文書の作成から手をつけた時期を「第1世代」,電子カルテの代行入力などに手を広げた時期を「第2世代」,そして実務者が自らPDCAサイクルを回し能動的に業務を広げる「第3世代」がこの2012年から2013年の時期であると考えていた1).実際,ほぼそのような展開になっている.

 かくして成長してきた医師事務作業補助者ではあるが,未だ検討すべき課題は多い.医師事務作業補助者の設置根拠はいまだ診療報酬という永続性を保証されないスキームに過ぎず,その業務内容もかなり流動的なものである.そして,同職種が活躍するためには相当の医学知識が必要でありながら,その教育要件は6か月のOJTと,そこに含まれる32時間のOff-JTという極めて少ないものだ.結果,病棟回診などをサポートできる専門人材も増えてきたが,他方では「第1世代」が続いている病院も少なくない.そして,実務者からは「他の職種の業務を手伝わされているのでは」という疑問も,少なからず仄聞する.このような課題は山積しているが,それでもインセンティブとして妥当な時期が過ぎれば,今は重点評価されている医師事務作業補助加算の位置づけも,どこかで転機を迎えざるを得ない.

病院における医療クラークの果たすべき役割と今後

著者: 山田奈美恵

ページ範囲:P.871 - P.873

■東大病院の高度医療クラーク養成について

 東京大学医学部附属病院総合研修センターでは文部科学省「新規医療分野創成の教育プログラム開発事業」として2011年度より高度医療クラーク養成講座を実施している.高度医療クラークは医師事務作業補助者を念頭においている.しかし当院を含む特定機能病院は2013年度時点では診療保険点数上医師事務作業補助者加算がとれないこともあり,医師事務作業補助者の業務範囲を含め,医師の要望に応じて幅広く事務作業補助を担える必要知識を備えた専門職を目指している.

 現場の多忙な医師は,当職に日々の診療で発生する事務作業を幅広く効率よく補助してもらいたい.そのため医師から求められている能力は高いものの,その期待に応じられる即戦力となる教育制度は確立されておらず,個人の能力に頼っているところがある.

多職種・院内外をつなぐ地域医療連携室の役割

著者: 赤星麻沙子 ,   副島秀久

ページ範囲:P.874 - P.877

 当院では,「救急医療」「高度医療」「地域医療と予防医学」「医療人の育成」という4つの基本方針をもとに病院の運営が行われている.「地域医療」という点では,当院が位置する熊本市は「連携」が進んでいる地域としてよく知られており,当院でも1992年には連携室の前身である病診連携科が設置され,これまで時代の変化に対応し様々な取り組みを行ってきた.

 現在,医療連携の重要性が増す中で連携室が果たす役割も大きくなっているが,本稿では多職種・院内外をつなぐために当院の連携室がどのような役割を担っているかを紹介したい.地域や病院の特性に応じて連携室のあり方も異なるとは思うが,読者の皆様の参考になればと考えている.

疾病・健康管理における医療事務職の役割

著者: 土屋由美 ,   宇井好美 ,   中尾歩惟 ,   赤司朋之 ,   平井愛山

ページ範囲:P.878 - P.880

 今,わが国は,少子高齢化という人口構造の激変とともに,疾病構造が大きく変化し慢性疾患とその合併症の急増した事により,医療の需給バランスがくずれ,世界に誇る社会保障システムである国民皆保険制度は風前の灯火であり,その対策は急務である.この大きな課題の解決に向けて,今後の展開が期待されるのが,糖尿病をはじめとする慢性疾患の重症化防止の取り組み,すなわち疾病管理による慢性疾患の重症化防止である.

 なかでも過去20年間で3倍に増加した糖尿病は,単に血糖値が上昇する疾患ではなく,様々な全身合併症を引き起こし,腎臓では,腎症から腎不全を経て人工透析となり,心臓血管系では動脈硬化症の進展により心筋梗塞・脳梗塞を高頻度に合併することから,近年糖尿病の重症化防止が大きな流れとなり,国も重点政策課題の1つに取り上げ,この6月に発表された日本再興戦略では,優先的に取り組む課題として,糖尿病透析予防が取り上げられている.その背景には,2012年4月に,医師・看護師・栄養士によるチーム医療で2期以降の糖尿病性腎症患者に介入して腎症の進展防止を図る「糖尿病透析予防指導管理料(350点)」が導入され,一定の成果を上げてきたことがある.同年8月には,厚労省のホームページに,糖尿病透析予防の好事例が掲載された(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_01-02.pdf).

病院コンシェルジュの取り組み

著者: 霜山芳子

ページ範囲:P.882 - P.884

■QOLをサポートするコンシェルジュ

 入院中あるいは退院後の生活においてその生活の質が問われるようになり,病院も様々な変化と向き合う中,QOL(生活の質)向上のためには医師・看護師・コメディカルの働きだけでなく病院事務の質を向上させることも必要となった.特に大勢の人と接する総合病院において,患者様や来院者からの日常のニーズに応える側面では,通常の医療職員だけで全てカバーすることが難しいため,導入されたのが病院のコンシェルジュである.しかし新しい職種故にまだ役割そのものは一般化されておらず,コンシェルジュと呼ばれる人たちは個々の施設で各々の役割を果たしているのが現状である.

 その中で一般に医療コンシェルジュというと外来において患者様からの質問に答えたり,診療に付き添って患者様の負担解消に努めたり,他院からの紹介で来院する患者様の受入調整を行っているスタッフを指す印象があるが,当院ではコンシェルジュは入院患者様や家族,来院者の実質的な生活面をサポートする役割を担っている.上記の医療コンシェルジュとの違いが明確になるように,本稿では当院のようなコンシェルジュ機能を生活コンシェルジュと呼ぶこととする.

法律家としての病院支援

著者: 越後純子

ページ範囲:P.885 - P.889

 筆者は,2000年代前半の医療現場に司法が強く介入してきた時代に,医師として日常医療に従事する中で,法律的知識の必要性を感じ,法律を学び始めたが,その過程で,医療現場が法的問題に関していかに無防備であるかを実感した.それと同時に,裁判実務は医学と同様,事例の積み重ねで発展してきたものであるから,それらを正しく理解することで,かなりの範囲でリーガルリスクマネジメント(LRM:法的リスクの管理)が可能であると感じた.

 従来型の弁護士と病院との関わりは,訴訟を中心として,既に発生した病院やそのスタッフが現在抱える問題を法律的視点から対応策の助言を行うことで病院を支援してきた.しかし,事後的な対応に重きを置いている限り,リーガルリスクは十分にコントロールできないことから,医療現場での法的トラブルによる負担も減少しない.

医療者と患者をつなぎ病院と地域を結ぶ―医療市民マイスターの取り組み

著者: 阿真京子

ページ範囲:P.890 - P.893

■きっかけ

 私は,私たち親が子どもの病気を知ることで現在疲弊している小児医療の環境は良くなると考え,(社)知ろう小児医療守ろう子ども達の会を2007年4月に発足させ,乳幼児の父母に小児科医が小児医療の基礎を伝えていく活動をしてきました.

 講座の開催にあたっては,これまで東京都庁,区・市役所,家庭教育学級,幼稚園,保育園,児童館,子育て支援センターとさまざまな団体・機関と連携してきました.

グラフ

家族と前向きに過ごせる場に 淀川キリスト教病院 ホスピス・こどもホスピス病院

ページ範囲:P.833 - P.836

 淀川キリスト教病院がホスピス・こどもホスピス病院を2012年11月に開設してやがて1年になる.同年7月に新築移転した本院から徒歩10分ほど,元は120床の5階建て旧分院を改装して27床のホスピスとした.

 特徴は15歳までのこどもを対象とするホスピス(12床,2階)を新設したこと.そのうち6床が小児がんなどの緩和ケア対応の個室,6床が重度障害や難病などのこどもを短期預かるレスパイト(医療短期入院)対応の個室である.従来からの成人ホスピスも併設している(15床,4階).1階は緩和ケア外来,リハビリテーション室,3・5階はホールやゲストルーム,カフェテリアなど.

連載 アーキテクチャー 第226回

医療法人おもと会 大浜第一病院

著者: 佐藤智和

ページ範囲:P.840 - P.846

 医療法人おもと会・社会福祉法人おもと会は,沖縄県内で病院や介護老人保健施設,看護専門学校などの施設を幅広く運営する医療グループである.本稿で紹介する「おもと天久の杜」は,おもと会創立50周年の節目となる2009年に移転新築を行った医療・保健・福祉・教育部門から構成される複合施設である.

 敷地は那覇港を眼下に望む眺望の良い高台で,新都心に近い天久台である.沖縄本島だけでなく,離島や県外,外国も視野に入れた事業展開を想定している.建築デザインには琉球瓦や白い壁,深いバルコニーによる雨端空間など,沖縄らしさを随所に採り入れ,沖縄情緒あふれる雰囲気の中で安心して利用できる施設づくりを目指した.

世界病院史探訪・8

ベッド・サイド・ティーチングの場となった聖セシリア病院

著者: 石田純郎

ページ範囲:P.847 - P.848

 プロテスタント国家オランダ連邦共和国の実質上の成立は1575年頃(旧宗主国,カトリックのスペインが公認したのは1648年)である.オランダ最古のライデン(Leiden)大学は,独立とともに1575年に開学した.

 医学生を病室の患者の前に連れて行き,教授が患者を診察しながら医学生に授業をするベッド・サイド・ティーチングは,現在,臨床医学教育の根幹である.1543年にイタリアのパドヴァ大学で,最初にダ・モンテが始めた試みであるが,その後しばらく続く者がいなかった.

医療安全のこれから・4

医療安全部門の戦略部門への転換―メタマネジメント・チェンジマネジメントのケーススタディ

著者: 古田康之

ページ範囲:P.898 - P.903

 1999年以降,医療安全管理者が中心となり,病院内の医療安全活動に邁進してきた結果,医療安全に関する体制や仕組みづくりは概ね完成,定着してきた.その一方で,「悩み」「燃え尽き」「疲弊」した医療安全管理者も存在する.前回は,その原因を探りつつ,医療安全管理者に求められるマネジメントのあり方をメタマネジメント,チェンジマネジメントという概念で再考し,現場への適応方法を紹介し,新たな改革となるムーブメントを起こそうという提案がなされた1)

 従来の医療安全管理部門は,インシデント事例の収集と分析を中心とする「CIA的役割」が主であったが,その情報分析の結果をうまく使いながら,最終的には医療安全や質向上に向けて戦略・戦術を立て,組織をリードする部門に転換していくことが求められている.つまり,医療安全管理部門は目指すべき組織的目標についてメタマネジメントとチェンジマネジメントの概念をもって再考し,戦略計画の策定と準備をする「参謀指令本部」に自らを転換し,持てる資源(時間,人材,金など)を集中的に投下することが必要とされている.

二次医療圏データベースの活用・2

地図機能の使い方

著者: 高橋泰

ページ範囲:P.904 - P.906

 前回は,二次医療圏データベースのデータ処理の流れの概要を示した.二次医療圏データベースを開くと(図1),各二次医療圏の病院数や特養のベッド数や医師数などを示す「医療福祉提供体制データ」と,年代別人口推移や面積などを示す「地理・人口データ」が現れる.

 図2の最上段に「医療福祉提供体制データ」と「地理・人口データ」で示されたエクセルシート上のデータを,図2の中段に示されたエクセルのデータハンドリング機能(演算,コピー&ペースト,ソート,オートフィルターなど)を用いて,例えば,人口10万人当たりの医師数などの新指標や,人口10万人当たりの医師数の偏差値などの,評価指標を作成することから,二次医療圏データベースを用いた各地の分析が始まる.

リレーエッセイ 医療の現場から

『風立ちぬ』とサナトリウム

著者: 福永肇

ページ範囲:P.911 - P.911

 初夏,町を歩いていて突然フッと何かが気になった.何だったのだろうと振り返り,辺りをゆっくりと点検した.そこには「風立ちぬ」という大きな文字があった.宮崎駿監督の新作映画の広告看板だった.小説『風立ちぬ』を20回以上は読んで来た愛読者としては大事件である.

 映画は,零戦設計者堀越二郎の前半生に,3つの小説の一部が移植された不思議な構成であった.ヒロインのサナトリウム入院までは堀辰夫の『風立ちぬ』,入院中はトーマス・マンの『魔の山』,サナトリウムを抜け出して夫に会いに列車に乗る場面は堀辰雄の『菜穂子』である.映画「風立ちぬ」のヒロインの名前が小説『風立ちぬ』の「節子」ではなく,『菜穂子』の主人公「菜穂子」であることが一層の混乱を生じさせる.映画で2人の婚礼仲人をする「黒川」は,小説では菜穂子の夫の名字だ.

特別記事

シンガポールの病院とJCI認証,ならびにメディカルツーリズム

著者: 小菅瑠香

ページ範囲:P.894 - P.897

 東南アジアのほぼ中央に位置する近代都市国家,シンガポール.面積は東京23区程度,2012年の人口は約540万人.国際競争力は世界第2位と評価され,小さな国ながらも強い経済力を誇っている.このシンガポール,国家資本主義ゆえに医療提供体制もかなり特殊である.

 保健省によると,同国は2012年で専門病院を含む25病院,10,756床,人口1,000人に対して2.0床を有している.15の公立病院が国全体の85%の病床を所持し,それらの公立病院は185~2,010床の規模である.一方で残りの10の私立病院の規模は比較的小さく,20~345床を有している.政府が国の大半の病床を所持することで,病床数管理や先端医療の導入,コスト等をコントロールしており,それらがベンチマークとして民間病院の運営にも影響を与えることで,国内のすべての病院が政府の監督下に収まっている.なお2009年の対GDP国民医療費は3.9%であった.

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書籍紹介

ページ範囲:P.893 - P.893

書評 緩和ケア薬物療法の“バイブル”―Robert Twycross,Andrew Wilcock,Mervyn Dean,Bruce Kennedy(編)武田 文和,鈴木 勉(監訳)『トワイクロス先生のがん緩和ケア処方薬─薬効・薬理と薬の使い方』

著者: 恒藤暁

ページ範囲:P.907 - P.907

 わが国の緩和ケアは21世紀になって著しく広がってきた.緩和ケアチームのある医療機関は600を超え,緩和ケア病棟のある医療機関は280になった.基本的緩和ケアを学ぶ研修会が全国各地で開催されており,今後,専門的緩和ケアの教育・研修の重要課題となっている.このようななかで,『トワイクロス先生のがん緩和ケア処方薬』が発刊されたことは,まさに時宜にかなっていると言える.

 トワイクロス先生は英国オックスフォード大卒業後,近代的ホスピス運動の発祥の地となったセント・クリストファー・ホスピスの研究所長となり,オピオイドの臨床研究に関わり,経口モルヒネ投与法を確立された.WHO方式がん疼痛治療法の作成者の一員を務め,普及活動に大きく貢献された.さらにオックスフォード大緩和医療学の初代教授に就任し,臨床と教育に取り組まれた世界の緩和ケアの指導者の一人である.本書の発行により,トワイクロス先生のこれまでの経験と知識が集大成された最新のものを日本語で読むことができるようになったことに感激する次第である.

投稿規定

ページ範囲:P.909 - P.910

次号予告/告知板

ページ範囲:P.912 - P.912

基本情報

病院

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1383

印刷版ISSN 0385-2377

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