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文献概要
特集 診療支援業務の新潮流
疾病・健康管理における医療事務職の役割
著者: 土屋由美1 宇井好美2 中尾歩惟3 赤司朋之4 平井愛山5
所属機関: 1千葉県立東金病院 看護局外来 2千葉県立東金病院 疾病管理・地域連携室 3医療法人社団シマダ 嶋田病院 診療支援課 4医療法人社団シマダ 嶋田病院 内科 5千葉県立東金病院
ページ範囲:P.878 - P.880
文献購入ページに移動なかでも過去20年間で3倍に増加した糖尿病は,単に血糖値が上昇する疾患ではなく,様々な全身合併症を引き起こし,腎臓では,腎症から腎不全を経て人工透析となり,心臓血管系では動脈硬化症の進展により心筋梗塞・脳梗塞を高頻度に合併することから,近年糖尿病の重症化防止が大きな流れとなり,国も重点政策課題の1つに取り上げ,この6月に発表された日本再興戦略では,優先的に取り組む課題として,糖尿病透析予防が取り上げられている.その背景には,2012年4月に,医師・看護師・栄養士によるチーム医療で2期以降の糖尿病性腎症患者に介入して腎症の進展防止を図る「糖尿病透析予防指導管理料(350点)」が導入され,一定の成果を上げてきたことがある.同年8月には,厚労省のホームページに,糖尿病透析予防の好事例が掲載された(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_01-02.pdf).
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