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特集 新たな専門医制度と病院
新たな専門医制度に関する日本医師会の考え方
著者: 小森貴1
所属機関: 1日本医師会
ページ範囲:P.958 - P.962
文献購入ページに移動専門医制度の在り方については,厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」が平成23(2011)年10月に設置され,17回の議論を経て,平成25(2013)年4月22日に報告書がまとめられた.専門医制度の改革は,将来の日本の医療提供体制に大きな影響を与えるものなので,日本医師会内でも頻回にわたり,真摯な議論を行ってきた.日本医師会の役員間で,理事会,打合会などで議論してきたことはもちろんであるし,都道府県医師会長協議会,代議員会でも繰り返し討議を行って,会内の一定の合意を得ていると考えている.多くの議論が積み重なってここに至っていることをご理解いただきたく,また,多くの有識者の方々の意見,ご指導に感謝申し上げたい.
先の「専門医の在り方に関する検討会」のなかで,平成24(2012)年1月に日本医師会はヒアリングを行った.そこで日本医師会として基本的な考え方を示し,5項目にまとめて提示したが,あらためて確認したい(表1).
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