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文献詳細

雑誌文献

病院72巻3号

2013年03月発行

文献概要

連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・66

在宅ホスピスケアを伝える―①なぜ絵本をつくったのか

著者: 鉄郎1

所属機関: 1NPO法人アットホームホスピス

ページ範囲:P.242 - P.243

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 外国には死や病気をテーマにした絵本が多い.有名な『スヌーピー』にも,「白血病」を扱った絵本がある.チャールズ・M・シュルツ作『チャーリー・ブラウン なぜなんだい?』(岩崎書店)が,それである.ポール・ニューマンが「まえがき」を書き,日本語版の翻訳は小児科医の細谷亮太氏が担当し,柳田邦男氏が推薦のことばを寄せている.

 物語は,学校へ通うスクールバスの中で気分を悪くしたジャニスが,学校の保健室に行くところから始まる.高い熱があり,早退して家に帰った彼女はそのまま入院してしまう.心配するチャーリー・ブラウンやライナスは穏やかではない.とりわけライナスは,味わったことのない心の痛みを感じる.そして,いろいろなことを考えるほど,いったい何が起こっているのか,わからなくなってくる.そして,チャーリー・ブラウンに「なぜなんだい?」と問いかけるのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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