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連載 世界病院史探訪・1【新連載】
スルタンが建てたモスクの病院
著者: 石田純郎1
所属機関: 1医療法人慈生会 介護老人保健施設くつろぎ苑
ページ範囲:P.263 - P.264
文献購入ページに移動エディルネ(トルコ)
ブルガリアとの国境の町,トルコ共和国のエディルネ(Edirne)は,14~15世紀の89年間,オスマン・トルコの首都が置かれた古都で,歴史ある個性的なモスクが多い.
その1つが,町の防御壁の働きをする川の外側に置かれたモスクの病院「Comlex of Sultan Bayezid Ⅱ」である.バヤズィットⅡ世(1447-1512,1481年にオスマン・トルコ皇帝に即位)によって1488年に建てられ,1916年までモスク・病院・医学校として機能した.1652年には音楽療法が取り入れられ,眼病治療でも著名な病院であった.
ブルガリアとの国境の町,トルコ共和国のエディルネ(Edirne)は,14~15世紀の89年間,オスマン・トルコの首都が置かれた古都で,歴史ある個性的なモスクが多い.
その1つが,町の防御壁の働きをする川の外側に置かれたモスクの病院「Comlex of Sultan Bayezid Ⅱ」である.バヤズィットⅡ世(1447-1512,1481年にオスマン・トルコ皇帝に即位)によって1488年に建てられ,1916年までモスク・病院・医学校として機能した.1652年には音楽療法が取り入れられ,眼病治療でも著名な病院であった.
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