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文献概要
特集 リビングウィルを考える
尊厳死のあり方―リビングウィルの法制化
著者: 岩尾總一郎1
所属機関: 1一般社団法人日本尊厳死協会
ページ範囲:P.270 - P.274
文献購入ページに移動医療者に自分の意思を伝える「リビングウィル」のような事前指示書は,世界の多くの国々で法制化されている.米国では「Advance Directive」として州法に位置づけられており,人口の約41%,1億人以上が所持している.日本では法制化されていないため,まだまだ所持率が低い.当協会は,終末期医療における自己決定権を確立すること,すなわち,本人の意思に基づいて延命措置の中止を容認し,リビングウィルに従って医師が延命措置を中止しても免責される「尊厳死法」の制定を求めている.
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