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文献詳細

雑誌文献

病院72巻4号

2013年04月発行

文献概要

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書評 事典としての有用性を超えた,読み応えのある書―泉 孝英(編)『日本近現代医学人名事典【1868-2011】』

著者: 猪飼周平1

所属機関: 1一橋大学大学院 社会学研究科

ページ範囲:P.290 - P.290

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 本書は,呼吸器内科を専門とする医学者が14年にわたり,明治期以降日本の近代医学・医療の発展に貢献した3762名(物故者)の履歴を調べあげた成果である.評者のように,明治期以降の医業関係誌を参照する機会の多い者にとっては,このように便利かつ確度の高いレファレンスが完成したことは,大変喜ばしいことであり,そのありがたみは今後随所で感じられることになるであろう.編者の長年のご苦労に感謝したい.

 とはいえ,本書を単に事典として理解するとすれば,書評の対象とする必要はないかもしれない.そこで以下では,本書を約800ページの読物と解してその意義を考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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