病院72巻6号

2013年06月発行

特集 女性医師のキャリアデザインと病院

外科における女性医師のキャリアデザイン

著者： 前田耕太郎¹²

所属機関： ¹一般社団法人 日本外科学会 女性外科医支援委員会 ²藤田保健衛生大学医学部 外科

ページ範囲：P.455 - P.458

　近年の医科大学における学生の約3分の1は女性が占めており，女性医師の医療に貢献する割合はさらに増加しつつある．このような状況の中で，従来男性医師の多かった外科領域でも，女性医師の活躍はますます期待されるところである．本稿では，日本外科学会としての女性外科医支援に関するこれまでの取り組みと，キャリアデザインについての問題，将来展望を概説する．

参考文献

1）川瀬和美，他：日本外科学会女性外科医支援委員会によるアンケート結果報告第1報：一般会員に対するアンケート結果．日本外科学会雑誌 110（1）：37-44，2009

2）川瀬和美，他：日本外科学会女性外科医支援委員会によるアンケート結果報告第2報：代議員に対するアンケート結果．日本外科学会雑誌 110（2）：101-105，2009

3）冨澤康子，他：医学会分科会における女性医師支援の現状：アンケート調査から．日本外科学会雑誌 110（3）：154-161，2009

4）川瀬和美，萱間真美：日本外科学会女性外科医支援委員会によるアンケート自由記載内容の質的分析─その1．女性外科医の抱える問題点は何か．日本外科学会雑誌 110（6）：362-365，2009

5）川瀬和美，他：日本外科学会女性外科医支援委員会によるアンケート自由記載内容の質的分析─その2. 女性外科医を働きやすくするために取り組むことは何か．日本外科学会雑誌 111（1）：40-43，2010

6）冨澤康子，他：女性外科医の現在と未来─日本外科学会代議員の施設における女性勤務外科医師に関する調査報告．日本外科学会雑誌 112（5）：349-353，2011

7）日本外科学会：平成23年度日本外科学会会員の労働環境に関するアンケート調査，2012http://www.jssoc.or.jp/other/info/info20111221-2_2.pdf

8）Wolfe, Lahle：Statistics on the Number of Women Surgeons in the United States. 2009http://womeninbusiness.about.com/b/2009/11/13/statistics-on-the-number-of-women-surgeons-in-the-united-states.htm

9）The Annals of The Royal College of Surgeons of England. 2005