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文献概要
連載 アンケートが現場を変える 短期集中型業務改善・4
業務改善策の作成
著者: 阪本研一1
所属機関: 1美濃市立美濃病院
ページ範囲:P.573 - P.575
文献購入ページに移動 前回で述べたように,アンケートにより職員の大多数が新病院への移転を前にして,業務改善の必要性を強く感じていることが確認された. 721種875意見にも及ぶ,ある意味“雑多なる生の声”が寄せられたわけだが,この声をいかにして短期間で効果的な業務改善に繋げるかが,次のステップでの課題となる.
まずは,回収した“生の声”について,それぞれが内包する問題点を1つひとつ的確に読み取り,これを文章化していった.そして,これらを①業務プロセス(各部門・病院全体の仕事のやり方の問題),②意識改革(主に個人の意識の問題),③人員配備(管理部門の検討課題),④経営管理(管理部門の検討課題),⑤接遇(個人・病院全体の対患者姿勢),⑥教育(教育システムの検討課題),⑦その他,の7つに大分類したのは,表在化した課題の性格によって取り組み方や改善に要する時間が異なるということもあるが,移転まで残された短期間で解決すべきテーマを抽出したかったことが一番の理由である.
まずは,回収した“生の声”について,それぞれが内包する問題点を1つひとつ的確に読み取り,これを文章化していった.そして,これらを①業務プロセス(各部門・病院全体の仕事のやり方の問題),②意識改革(主に個人の意識の問題),③人員配備(管理部門の検討課題),④経営管理(管理部門の検討課題),⑤接遇(個人・病院全体の対患者姿勢),⑥教育(教育システムの検討課題),⑦その他,の7つに大分類したのは,表在化した課題の性格によって取り組み方や改善に要する時間が異なるということもあるが,移転まで残された短期間で解決すべきテーマを抽出したかったことが一番の理由である.
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