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文献詳細

雑誌文献

病院72巻7号

2013年07月発行

文献概要

連載 日本発の外国人患者対応認証・1【新連載】

医療の国際化とJMIP認証

著者: 真野俊樹12

所属機関: 1多摩大学 2医療・介護ソリューション研究所

ページ範囲:P.576 - P.578

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■JMIP認証の発足

 民主党政権の時代に新成長戦略として,国家で医療を盛り上げていこうという動きが起きた.紆余曲折はあったが自民党政権においてもその流れは継続している.特に自民党政権になってからは,医療の輸出といった側面も強調され,厚生労働省内に健康・医療戦略厚生労働省推進本部を置くなど医療の競争力強化の視点が強くなっている.

 このうち,国内における外国人対応強化の視点で,厚生労働省としては,第三者機関を公募し,外国人患者受入れに資する医療機関認証制度を開始した.これがJMIP(Japan Medical Service Accreditation for International Patients;外国人患者受入れ医療機関認証制度)である.この制度は,ビジネスや観光などで来日した外国人や,日本に在住する外国人が,安心して医療機関を受診できる環境を整備するためのもので,外国人患者受入れに資する医療機関認証制度整備のための支援事業が実施されている.筆者は,厚生労働省支援事業である「外国人患者受入れに資する医療機関認証制度推進協議会」の委員長を1年間務めた(今年度も継続)ので,その経験も踏まえて報告したい.

参考文献

1)真野俊樹:医療が日本の主力商品となる,ディスカヴァー携書,2011
2)真野俊樹:グローバル化する医療,岩波書店,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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