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連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・71
一家言ある人この指とまれ―QOLということ
著者: 鉄郎1
所属機関: 1NPO法人アットホームホスピス
ページ範囲:P.658 - P.659
文献購入ページに移動誰も知らない秘密を自分だけが知っていた場合,どんな気分になるのだろうか.仮に明日,宝物がわんさと眠る場所を記した場所を自分だけが知っているとしたら,僕ならニヤニヤするだろう.秘密でひとつ思うのは,本人さえも知らないその人の秘密を自分が知っていたとしたら,どんな気分になるだろう.
病院ということから考えると,「告知」が,2番目のそれにあたるのではないか.検査データからも,医者としての経験からも,この人は助からないと当事者よりも先に知った医者は,その時どんな心理状態になるのだろうか.「一種の優越感」は起こらないのだろうか.
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