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文献詳細

雑誌文献

病院72巻8号

2013年08月発行

文献概要

連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・71

一家言ある人この指とまれ―QOLということ

著者: 鉄郎1

所属機関: 1NPO法人アットホームホスピス

ページ範囲:P.658 - P.659

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新時代の告知

 誰も知らない秘密を自分だけが知っていた場合,どんな気分になるのだろうか.仮に明日,宝物がわんさと眠る場所を記した場所を自分だけが知っているとしたら,僕ならニヤニヤするだろう.秘密でひとつ思うのは,本人さえも知らないその人の秘密を自分が知っていたとしたら,どんな気分になるだろう.

 病院ということから考えると,「告知」が,2番目のそれにあたるのではないか.検査データからも,医者としての経験からも,この人は助からないと当事者よりも先に知った医者は,その時どんな心理状態になるのだろうか.「一種の優越感」は起こらないのだろうか.

参考文献

1)http://oxforddictionaries.com/
2)Wong DL, Baker CM:Pain in children:comparison of assessment scales, Pedia­tric Nursing 14(1):9-17, 1988
3)AFP BBNews, 2011年2月24日http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2787192/6861168

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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