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書評 医学・医療の先駆者の証し―日野原 重明(著)『日野原重明ダイアローグ』
著者: 髙久史麿12
所属機関: 1日本医学会 2前・自治医科大学
ページ範囲:P.734 - P.734
文献購入ページに移動日野原先生は様々なシステムを日本に導入された医学・医療の先駆者として,日本で最も尊敬されている医師である.本書を通読して痛感したのは,私たちが常日頃感じている医学教育や医療のあり方に関する様々な問題点を,1973年の座談会「英国の医療とプライマリ・ケア」(J.Fry氏,紀伊國献三氏,小林登氏)に始まり,2005年の座談会「誰がために記録はある」(児玉安司氏,阿部俊子氏)に至るまで,一貫して日野原先生が指摘しておられることである.「医療はscienceをベースにしたartである」ということをたびたび強調されていることも印象深い.
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